トレンドマイクロ株式会社は8月2日、韓国「SK Communications」のユーザ約,3500万人の個人情報が漏えいした事例について多数の報道がなされたことをブログで発表している。SK Communicationsは、SNSやモバイル通信サービス、インスタント・メッセージ・サービスなどを提供する韓国最大のオンライン・サービス・プロバイダ。今回の情報漏えいでは、同社が運営するポータルサイト「Nate」とSNS「CyWorld」のユーザが影響を受けているという。流出した情報には、ユーザ名やメールアドレス、連絡先の番号、ユーザの血液型などの暗号化されたものなどが含まれていた。SK Communicationsは今回の情報漏えいを受け、NateおよびCyWorldのユーザに対し、電話による「ボイスフィッシング」やスパムメールへの対応方法を提示している。トレンドマイクロでは、漏えいしたログイン情報で他のサービスにログインされ被害が拡大することが多いため、ユーザが習慣付けるべきことのひとつとして、オンラインアカウントごとに異なるパスワードを作成することを挙げている。(吉澤亨史)http://blog.trendmicro.co.jp/archives/4426