DEFCON CTF 予選2位通過のチーム sutegoma2 へ優勝の期待高まる | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

DEFCON CTF 予選2位通過のチーム sutegoma2 へ優勝の期待高まる

今年で19回目を迎える国際セキュリティ会議 DEFCON が8月4日から7日まで、米ラスベガスで開催される。同カンファレンスのハッキングイベント「CTF」には、予選を2位で通過した日本人チーム sutegoma2 が参加し、優勝を目指す。

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今年で19回目を迎える国際セキュリティ会議 DEFCON が8月4日から7日まで、米ラスベガスで開催される。同カンファレンスのハッキングイベント「CTF」には、予選を2位で通過した日本人チーム sutegoma2 が参加し、優勝を目指す。

CTF(Capture the Flag)は DEFCON の目玉となるハッキングコンテストで、8月5日の午前9時から3日間にわたって、配布されたサーバを守り、相手チームのサーバを攻撃する攻守競技で実施される。技術や知識だけでなく、創意工夫、チームワーク、体力、運を総動員して、世界各国の一流エンジニアが CTF に挑む。

出場チームは、予選上位9チーム、米国のiCTFの優勝チーム、韓国のCODEGATEで開催されたCTFの優勝チーム、そして、昨年本戦優勝チームを合わせた計12チームが参戦する。

6月に開催された DEFCON CTF の予選で、世界から集まった300を超えるチームを勝ち残り、予選2位で通過した sutegoma2 に優勝の期待が高まっている。

お隣のIT立国である韓国は、CTF を国家安全のための技術水準向上や、国内及び国外のトップクラスのセキュリティ専門家同士の人材交流を促進するものとして捉え、ラスベガスまでの旅費を負担するなどの、国家的バックアップを行っている。一方日本では、セキュリティ企業に勤務する研究者やエンジニアなどのボランティアの有志スタッフと、サイバーディフェンス研究所やネットエージェント社などの一部の先進的企業の努力によって CTF の情報収集や参加、人材育成が支えられている現状だ。

日本人チームは予選すら通過できない時期が長く続いていたが、DEFCON CTF 本戦に参加する sutegoma2 は、今年4月に韓国で開催されたCTFイベントを予選1位で通過し、本戦では惜しくも4位で入賞を逃した。7月に台湾で開催されたCTFイベントでは、sutegoma2 のメンバーが2位と6位に入賞している。

sutegoma2 のメンバーである tessy氏は本誌の取材に対し「本戦ではいままでにない厳しい戦いが予想されますが、皆で力を合わせ、日本の技術力が世界に通用することを証明してきたい」と抱負を寄せている。
(ScanNetSecurity)

チーム sutegoma2
https://twitter.com/#!/sutegoma2
DEFCON 19
https://www.DEFCON.org/html/DEFCON-19/dc-19-index.html
DEFCON 19 CTF 本戦参加チーム一覧
http://ddtek.biz/
《ScanNetSecurity》

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