京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)は7月27日、サイバートラスト株式会社と連携し、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスから社内ネットワークシステムへの安全な接続を可能にするスマートデバイス端末認証サービスを8月1日から提供開始すると発表した。本サービスはKCCSの統合認証ソリューション「NET BUREAU」のオプションサービスとして提供するもので、サイバートラストの「サイバートラスト デバイスID」との連携により、許可された端末のみを社内に接続させるセキュアなリモートアクセス環境を提供する。iPhoneおよびiPadの端末識別情報(IMEIなど)を元に端末認証を行い、システム管理者が許可した端末だけに、コピー不可の状態でデバイス証明書を登録するため厳格な端末認証が可能で、VPNアクセス時は端末に登録されたデバイス証明書とVPNゲートウェイにインストールされたサーバ証明書の相互チェック、およびID・パスワードによるユーザ認証の二要素認証を行い、セキュリティを強化する。また本サービスは、iPhone/iPad(iOS 3.0以上)からCisco社製VPNゲートウェイへのアクセス環境を皮切りに、順次Android端末や他VPNゲートウェイ機器へと対応環境を拡張する予定だという。(吉澤亨史)http://www.kccs.co.jp/press/release/110727.html