ニフティ株式会社は6月16日、パブリック型クラウドコンピューティングサービス「ニフティクラウド」に「ファイアウォール」「SSL証明書発行・管理機能」「ロードバランサー」の新機能を同日から提供開始したと発表した。今回の機能強化はユーザからの要望により提供するもので、これにより一層のセキュリティ強化とモバイル向けサービス構築の利便性を向上するとしている。ファイアウォールでは、「ニフティクラウド」のコントロールパネルから複数のサーバーに一括でフィルター設定をすることが可能となった。SSL証明書の発行や更新などの管理も、コントロールパネルやAPIから行える。ロードバランサーでは、同一セッション中に同じサーバにリクエストを割り当て続ける「セッション固定」、携帯キャリアのみからのアクセスを受け付けるフィルター機能「携帯キャリアフィルター」、ロードバランサー配下のサーバがリクエストの応答を返せない場合に、サーバに代わってロードバランサーが代理コンテンツを返す機能「Sorryページ」の3つの機能が追加されている。(吉澤亨史)http://www.nifty.co.jp/cs/newsrelease/detail/110616004033/1.htm