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2017.11.24(金)

ScanDispatch:シリコンバレー最大級の強盗事件を追い詰めた特別捜査チーム

国際 海外情報

10人以上の黒装束の男らが、従業員にライフルやハンドガンを突きつけて裏部屋に監禁し、セキュリティモニタを気にすることもなく30億円を強盗する…。

そんな映画のような犯罪が起こったのは2011年2月27日のこと。ただし、強盗犯らが盗難したのは現金でも証券でもなく、コンピュータチップだった。被害を受けたのは、カリフォルニア州フレモント市にあるUnigen社だ。

いかにもシリコンバレーならではの犯罪ではなかろうか?

2月27日、日曜日の朝。フラッシュメモリやDRAM関連機器の製造企業Unigen社にはちょうど、Intel社製のフラッシュメモリ・チップが入荷したばかり。Unigen社ではこのチップ使ってGoogle社向け製品のコンポーネントを組み上げていることろだった。

8時40分、スキーマスクを被り手袋をした黒装束の男たちが、フェンスをカッターで切り配送受付口から会社に押し入った。強盗犯らは従業員を縛り上げ、目隠しをして裏部屋に監禁し、Intel社製のフラッシュメモリ・チップ170万個が入ったダンボール箱を自らのトラックに積んで逃げ去ったのだ。もちろん、強盗の一部始終はセキュリティカメラで録画されていたが、スキーマスクのおかげで犯人の確認は難しいと思われていた。

この強盗事件の犯人の一部を逮捕したというニュースが流れたのは4月の中旬。逮捕された5人は、武器を使った強盗、盗難目的の誘拐、監禁、強盗罪などで起訴されている。フレモント市の市警、フレモント市のあるサンタ・クララ郡の検察、そしてシリコンバレーのRapid Enforcement Allied Computer Team(REACT)の共同捜査によって、強盗犯の一部の5人が逮捕されたのだ。同時に、盗難されたフラッシュメモリの98%が発見され、めでたく押収されている。

残りの犯人の逮捕に向けて捜査が継続中ということもあり、捜査班からはどのような捜査をしたか、内部犯行か、何がきっかけで犯人逮捕に至ったかなどの詳しい情報は発表されていない。しかし、ブラックマーケットでフラッシュメモリを売りさばくのであればともかく、盗難品に価値がない。このため、盗難されたフラッシュメモリのシリアルナンバーと、アメリカお得意のおとり捜査とをあわせた結果、今回の逮捕に至ったようだ。

捜査班の代表、REACTのディレクターで検察の捜査班の警部補であるMichael Sterner氏は、中国のバイヤーが盗難されたフラッシュメモリの一部、2%を購入したということを確認している。

この事件が起こったとき、170万個のフラッシュメモリ・チップの価格は21億円強といわれていたが、その後に発生した東日本大震災の影響でフラッシュメモリ・チップの価格が高騰したため、被害総額は全部で30億円強となる。シリコンバレー最大のコンピュータチップ強盗として、めでたく歴史に残る事件となった。カリフォルニア州の犯罪法には「ExcessiveTaking」という条項があり、盗難の被害額が一定以上になるとその分刑期が伸びるらしく、被害額の推定が重要となってくる。

さて、今回の事件で大活躍したREACTだが、


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サンホゼ・マーキュリー・ニュース
http://www.siliconvalley.com/news/ci_17837421?nclick_check=1
San Francisco Chronicle
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2011/04/14/BAEH1J03CF.DTL
WallStreetJurnal
http://blogs.wsj.com/digits/2010/04/27/behind-the-iphone-raid-react/

(米国 笠原利香)
《ScanNetSecurity》

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