日本クレジットカード協会(JCCA)は4月13日、「スマートフォン決済の安全基準等に関する基本的な考え方」を公表した。これは、日本国内の一部でも商用化が始まっているスマートフォンなどを活用したクレジットカード決済について、クレジットカード番号をはじめとした各種情報が、安全かつ適切に取り扱われることを目的にJCCAがまとめたもの。今回取りまとめた内容では、カード会員にとって、安心・安全な取引を実現するためのスマートフォン等によるクレジットカード決済端末の必要最低限の安全基準を定義すること、「アプリケーション」や「周辺機器」など、スマートフォンを決済端末として利用する際に必要となる仕組みごとにあるべき安全基準を整理することなどを挙げている。今後は、クレジットカードの業界団体である社団法人日本クレジット協会に対し、JCCA以外のクレジットカード会社、クレジットカードインフラの関係者、専門家など、幅広い意見を踏まえた「業界統一のガイドライン」の早期策定に向けた働きかけを行っていくとしている。(吉澤亨史)http://www.jcca-office.gr.jp/topics/topics_26.html