独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は1月26日、MODx CMS Projectが提供する、Webサイトの作成に使われるコンテンツ管理システム(CMS)である「MODx Evolution」にSQLインジェクションの脆弱性が確認されたとして、注意喚起を発表した。MODx Evolution 1.0.4 およびそれ以前には、データベースを操作する際の処理が原因でSQLインジェクションを実行される脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、攻撃者にHTTPリクエスト経由でデータベースを不正に操作される可能性がある。MODx CMS Projectでは、本脆弱性を解消したMODx Evolution 1.0.5を公開しており、該当するユーザはアップデートするよう呼びかけている。(吉澤亨史)http://www.ipa.go.jp/about/press/20110126.html