独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月1日、Webサーバのアクセスログ解析ツールである「AWStats」に、攻撃者にネットワーク上に存在する任意の設定ファイルを指定される脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。AWStats 7.0 より前のバージョンには、設定ファイルディレクトリを指定する際に、「\」の処理に起因する脆弱性が存在する。これにより、攻撃者はネットワーク上に存在する任意の設定ファイルを指定することが可能となる。悪意ある設定ファイルにアクセスすることで、任意のコードを実行されるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、ベンダが提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。http://jvn.jp/cert/JVNVU870532/