独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月1日、フェンリル社が提供するWebブラウザ「Sleipnir」および「Grani」に、クリップボードの操作に関する脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。Sleipnir 2.9.6 およびそれ以前、Grani 4.5 およびそれ以前のバージョンには、クリップボードの操作に関する脆弱性が存在する。このため、SleipnirあるいはGraniを特定の設定で使用した場合に、Webサイト側からクリップボードの内容を読み書きされ、クリップボードの内容が漏えいしたり、改ざんされる可能性がある。JVNでは、ベンダが提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。http://jvn.jp/jp/JVN64764004/index.htmlhttp://jvn.jp/jp/JVN76662040/index.html