一般社団法人 日本レコード協会(RIAJ)は10月27日、同協会会員レコード会社7社がISP7社に対して、今年7月にグヌーテラ(gnutella)ネットワークを利用して権利者に無断で音楽ファイルを公開していた10名の氏名等の開示を求める請求を10月25日までに行ったと発表した。この10名は、ファイル共有ソフト「Limewire」や「Cabos」を悪用して権利者に無断で音楽ファイルを公開し、同協会会員レコード会社が持つ著作隣接権(送信可能化権)を侵害していた。このため当該レコード会社7社は、「プロバイダ責任制限法」第4条第1項に基づきISPに対し10名の住所、氏名等の情報の開示を求めたもの。今年8月にも同様に、同協会会員レコード会社10社がISP4社に対してgnutellaネットワークを利用して権利者に無断で音楽ファイルを公開していた14名の氏名等の開示を求める請求を行い、すでにプロバイダ2社から2名の情報の開示を受けている。http://www.riaj.or.jp/release/2010/pr101027.html