マカフィー株式会社は10月27日、世界で最もリスクの高いWebドメインを調査した年次報告書「危険なWebサイトの世界分布 2010」を発表した。本調査は、同社のクラウドベースのセキュリティ技術基盤「Global Threat Intelligence」を使用し、コンテンツ、挙動、評価を分析し、実施したもので、今年で4回目となる。最も危険度の高い国別ドメインはベトナム(.vn)で、昨年の0.9%から29.4%と大幅に危険度が増加した。以下、カメルーン(.cm)、アルメニア(.am)、ココス諸島(.cc)、ロシア(.ru)と続いた。西サモア(.ws)と中国(.cn)は安全性が大きく向上している。今回の調査にあたり、同社は2,700万以上のWebサイトを分析した。その結果、.com(31.3%)と.info(30.7%)が、最もリスクの高いトップレベルドメインであることが明らかになった。また、日本(.jp)の総合危険度は0.1%であり、昨年に続き2年連続で最も安全な国別ドメインとなっている。その他、分析した2,700万のWebサイトのうちセキュリティリスクがあるのは6.2%で、昨年の5.8%から増加している。http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_10b.asp?pr=10/10/27-1