独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は10月20日、2010年第3四半期における脆弱性対策情報データベース「JVN iPedia」の登録状況を発表した。これによると、同四半期にJVN iPedia日本語版へ登録した脆弱性対策情報は、国内製品開発者から収集したもの12件(2007年4月の公開開始からの累計は110件)、JVNから収集したもの52件(累計839件)、NVDから収集したもの517件(累計8.078件)の合計581件(累計9,027件)となり、脆弱性対策情報の登録件数が累計9,000件を突破した。JVN iPedia日本語版に登録された脆弱性対策情報としては、たとえば、クラウドコンピューティングで利用されている「VMware」や「Citrix XenServer」などの仮想化ソフトウェアに関するものが153件、スマートフォンなどの携帯端末において利用の多い「Opera」に関するものが90件となっている。またJVN iPedia英語版は、国内製品開発者から収集したもの12件(累計110件)、JVNから収集したもの9件(累計450件)の合計21件(累計560件)であった。http://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/JVNiPedia2010q3.html