一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月7日、2010年7月1日から9月30日における活動概要およびインシデント報告対応レポートを発表した。活動概要では、「ACID-ASEAN 加盟国および周辺各国・地域による合同サイバーインシデント演習に参加」「継続的な人材育成活動-文部科学省 先導的IT スペシャリスト育成推進プログラム への協力」を挙げている。インシデント報告対応レポートでは、本四半期に寄せられたインシデント報告件数は2,441件、JPCERT/CCが国内外の関連するサイトとの調整を行った件数は701件であった。これは前四半期の847件と比較して約17%減少している。インシデントのタイプ別割合では、マルウェアサイトが965件で35%を占め、ウェブサイト改ざんによるインシデントは13%であった。また本四半期は「フィッシングサイト」の報告が多く寄せられた。本四半期のフィッシングサイト報告件数は487件で、前四半期の388件から約25%増加した。http://www.jpcert.or.jp/update.html