マカフィー株式会社は10月7日、さまざまな変化を遂げているボットネットについて、作成・配布方法やサイバー犯罪グループによる使用、今後の形態などについて考察したレポート「ボットネットを巡る新たな展開」を発表した。最初のボットネットは単にチャンネルやゲームを監視するためのものといった、必ずしも有害で悪質なものではなかった。その一方で、サイバー犯罪者がボットネットを悪用することにより、企業秘密を盗み出したり、ソースコードやファイルにマルウェアを挿入するなど、犯罪にボットを頻繁に使用するようになっている。また、サービスへのアクセスを妨害したり、データを改ざんしたり、従業員の個人情報も盗み出している。ボットネットによる被害は深刻で、収益の減少だけでなく法令違反、顧客の信用失墜、場合によっては事業自体の閉鎖に追い込まれることもあり得るとしている。http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_10b.asp?pr=10/10/07-1