マカフィー株式会社は10月5日、2010年9月のサイバー脅威の状況を発表した。これによると、ウイルスでは、Defense Centerと呼ばれる偽セキュリティソフトを対象にした検知名である「FakeAlert-DefCnt.d」がランクインしている。偽セキュリティソフトは明らかに詐欺であるが、犯罪者にとっては非常に実入りの良いビジネスでもあり、さまざまな種類の偽セキュリティソフトおよびその亜種が大量に登場している。見覚えのないセキュリティソフトには注意が必要としている。検知データ数の8位にランクインしている「W32/Virut」は、ポリモーフィック型のファイル感染型ウイルス。感染ごとに自身を変化させる特徴があり、駆除が容易ではない。ウイルス検知数の上位は、会社数では1位が「Generic!atr」、2位が「Generic PWS.ak」、3位が「Generic Malware.a!zip」。データ数では1位が「W32/Almanahe.c」、2位が「W32/Pate.b」、3位が「X97M/Laroux.a.gen」。マシン数では1位が「Generic!atr」、2位が「Generic PWS.ak」、3位が「Generic.dx!txn」となっている。またPUP検知数の上位は、会社数では1位が「Generic PUP.x」、2位が「Adware-OptServe」、3位が「Generic PUP.d」。データ数では1位が「MWS」、2位が「Adware-OptServe」、3位が「Generic PUP.x」。マシン数では1位が「Generic PUP.x」、2位が「Adware-OptServe」、3位が「MySearch」となった。http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_10b.asp?pr=10/10/05-1