Twitter社は9月22日、「Twitter」においてセキュリティ上の弱点に対する悪用が確認されたと発表した。これは9月21日18時54分、30分前より悪用が発生していることを確認し、同日23時までに問題の主要因を解決、22日1時15分にホバーカードに関連した小規模な問題も解決が完了した。この悪用は、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性によって引き起こされたもので、ユーザがJavaScriptコードを文字列としてツイートの中に設定した上でツイートを投稿し、他のユーザのブラウザ上でそのJavaScriptコードを実行させようとするものであった。同社では先月にこの問題を発見し、パッチによって問題を修正した。しかし、最近のアップグレードによってこの問題が再度発生したという。この脆弱性にユーザが気づき、Twitter.comにて悪用した。まず、誰かがアカウントを作成し、ツイートのリンクにユーザがマウスオーバーするとツイートが異なる色に変化し、テキストを表示したポップアップ画面が表示されるよう仕組んだ。このため、「マウスオーバーの」問題と呼ばれている。さらに他のユーザはこれに手を加え、ユーザが認識しないうちに勝手に元のツイートをリツイートするコードを追加した。同社では、この脆弱性によりユーザのアカウント情報を乗っ取られるようなことはなかったとしている。http://blog.twitter.jp/2010/09/blog-post_22.html