また、「不正プログラム」の検知数が前月比371.3%、「ワンクリック不正請求」の検知数が前月比108.3%、「不正攻撃サイト」の検知数が前月比212.6%と、それぞれ増加傾向にある。「Drive by Downloadタイプの攻撃」によるWeb改ざんの傾向については、あえて「難読化」されていないスクリプトが埋め込まれている事例が発見された。これは、多くのセキュリティ対策システムが「難読化されたスクリプト」に対応したことへの新たな攻撃手口であるとしており、通常の文面や固有名詞を使用することでセキュリティ対策システムのチェックを逃れ、また難読化しないことで管理者に気づかれないようにするという「逆転の発想」であるとしている。