株式会社日本レジストリサービス(JPRS)は7月16日、「BIND 9.7.1」および9.7.1-P1のRRSIGレコードの処理には不具合があり、DNSSECの信頼の連鎖が構築された任意のゾーンの権威DNSサーバに対し、namedを利用した遠隔からのDoS攻撃が可能となる脆弱性があることが開発元のISCより報告されたと発表した。同時に本脆弱性を解決した新バージョン「BIND 9.7.1-P2」が緊急公開されている。JPRSでは本脆弱性への対策として、キャッシュDNSサーバとしてトラストアンカーを設定してDNSSECを有効にする場合、「BIND 9.7.1」および「9.7.1-P1」は使用せず、「BIND 9.7.1-P2」への更新を事前に実施したうえで有効にするよう呼びかけている。http://jprs.jp/tech/security/bind971-vuln-rrsig.html