マカフィー株式会社は7月2日、偽セキュリティ対策ソフトのひとつとして、マカフィー製品を模倣した「MaCatte製品」をブログにて紹介している。悪質な偽ウイルス対策ソフトやスパイウェアが急増しており、その中には有名なセキュリティベンダによる正規の製品を真似たものもある。これらは本物のルックアンドフィールを持っており、単に製品外観だけでなく本物そっくりのユーザインターフェイスや非常に似通った購入ページを表示するものもある。悪質な偽セキュリティソフトは、長い間マイクロソフトWindows XP向けの「FakeAlert-XPSecCenter」や、Windows VistaおよびWindows 7向けの「FakeAlert-EA」を模倣してきた。MaCatteの場合、サイトがマカフィーそっくりに作られており、「すべての脅威を今すぐ削除する」に同意すると「MaCatte Antivirus」の購入へと誘導される。本ソフトには、さまざまなセキュリティ機能が搭載されているとあるが、実際には偽セキュリティ対策ソフトで、PCが複数のウイルスに感染していると表示し、料金を支払うまで表示され続け、「駆除」には99ドルもの費用がかかってしまう。http://www.mcafee.com/japan/security/mcafee_labs/blog/rogue-security-product-copies-mcafees-look-and-feel.asp