独立行政法人 情報処理推進機構（IPA）は6月29日、2005年8月からIPAのWebサイトで公開している「情報セキュリティ対策ベンチマーク」の診断の基礎データを最新のデータに入れ替え、バージョン3.3として新たにサービスを開始したと発表した。本ベンチマークは、組織の情報セキュリティ対策の取組状況と企業プロフィールを回答することで、セキュリティ対策の取組状況がどのレベルに位置しているかを他社と比較して確認できる自己診断システム。またIPAでは、蓄積されたデータから統計情報を作成、合わせて公開している。これによると、大企業と中小企業ではトータルスコア平均に約8点の差が、各評価項目スコア平均に0.32点の開きがあり、大企業のほうが中小企業より、対策が進んでいることが判明した。また、中小企業の情報セキュリティ対策状況の4年間の経年比較では、「従業者との契約」「第三者アクセス」「建物等のセキュリティ」といった項目で向上の度合いが大きかった。http://www.ipa.go.jp/about/press/20100629.html
