フィッシング対策協議会は6月1日、2010年5月度のフィッシング情報届出状況を発表した。発表によると、5月度における海外を含むフィッシング届出件数は12件で、前月度の53件から減少した。また、フィッシングサイトのユニークなURL数は前月度より102件減少の29件、ブランド名を悪用された海外を含む企業の数は前月度より16件増加の22件となっており、侵入されたひとつのサイトに複数のブランドのフィッシングサイトが設置されるという事例を確認している。フィッシングサイト報告件数は先月に比べ減少しているが、狙われるブランドは多岐にわたっている。また5月は海外のオンラインバンクだけでなく、オンラインバンキング以外のフィッシングサイトを確認されている。同協議会では、不審なメールを受け取った場合や不審なサイトを見つけた場合は、サービス事業者か同協議会まで連絡するよう呼びかけている。http://www.antiphishing.jp/information/information1077.html