マイクロソフト株式会社は5月26日、同社の無償マルウェア対策ソフト「Microsoft Security Essentials(MSE)」を装ったマルウェアが確認されたとして、ブログで注意を呼びかけている。このマルウェアは偽ウイルス対策ソフトで、「Security Essentials 2010」というMSEに似せた名称を使用することでユーザを騙し、インストールさせようとしている。今回確認されているのは、正規MSEを装った警告画面を表示し、ウイルスを削除していると見せかけて、逆にウイルスに感染させるもの。このマルウェアは、同社のForeFrontやMSEでは「Win32/Fakeinit」などの名前で検出され、駆除が可能だ。同社では改めて、「Security Essentials 2010」という製品は存在せず、「Microsoft Security Essentials(MSE)」が無償マルウェア対策ソフトの正式な製品名であると強調している。http://blogs.technet.com/b/jpsecurity/archive/2010/05/27/3334034.aspx