株式会社セキュアブレインは4月27日、「セキュアブレイン gred セキュリティレポートVol.9」を発表した。このレポートは、同社が運用する、無料のWebセキュリティサービス「gredでチェック」で2010年3月に収集した情報を元にセキュアブレイン先端技術 研究所で分析を行ったもの。レポートによると、2010年3月に危険と判断されたWebサイトの数は4,047件で、2009年5月の統計開始以来の最高値となった。悪質サイト最新動向では、4月23日にクレジットカード会社を騙ったフィッシング詐欺サイトが報告されているが、これは一般のWebサイトにフィッシング詐欺のコンテンツが作られていた。対象となったWebサイトのFTPのID、パスワードが漏えいし、不正アクセスと改ざんが行われた可能性が考えられることから、Gumblarウイルスとの関連性が高いとしている。2010年3月に危険と判断されたWebサイトのうち、「不正改ざんサイト」の検知件数は609件と前月より半減した一方で、「フィッシング詐欺」および「ワンクリック不正請求」の検知数が急増している。http://www.securebrain.co.jp/about/news/2010/04/gred-report9.html