一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月23日、ゴールデンウィーク休暇期間におけるコンピュータセキュリティインシデント発生の予防および緊急時の対応に関して、セキュリティ対策実施状況ならびに緊急時の連絡体制を事前に再確認するよう注意喚起を発表した。休暇前には、緊急時の連絡網が整備・周知されていることの確認、休暇中に使用しない機器の電源を切る。また、最新のセキュリティ更新プログラムの適用や、不要なサービスを無効にする、各種サービスへのアクセス権限を必要最低限に設定するなどの対策が必要としている。また休暇明けには、導入している機器やソフトウェアについて休暇中にセキュリティ更新プログラムが公開されていないかどうか確認し、公開されていた場合は適用を検討する。休暇期間中に持ち出していたPCやUSBメモリは、事前にウイルスチェックを行った上で使用する。USBメモリは、自動実行機能を停止した上でPCに接続し、ウイルス対策ソフトでUSBメモリ内のファイルをウイルスチェックする。社内ネットワーク経由でウイルス感染が拡大した場合を考慮し、出社後すぐにPCのウイルス対策ソフトの定義ファイルを最新の状態に更新するといった対策も重要としている。https://www.jpcert.or.jp/pr/2010/pr100002.txt