NTTデータ・セキュリティ株式会社は3月3日、Microsoft Internet Explorer(IE)のVBScriptとWindows Helpファイルの相互作用の方法に確認された脆弱性(CVE-2010-0483)に関する検証レポートを公開した。この脆弱性は、細工されたWebページの閲覧時にダイアログボックス
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NTTデータ・セキュリティ株式会社は3月3日、Microsoft Internet Explorer(IE)のVBScriptとWindows Helpファイルの相互作用の方法に確認された脆弱性(CVE-2010-0483)に関する検証レポートを公開した。この脆弱性は、細工されたWebページの閲覧時にダイアログボックスを表示し、ユーザが「F1」キーを押すことで、ログオンしているユーザと同じ権限で任意のコードが実行される危険性があるというもの。
同社では、Windows XP SP3およびIE7をターゲットシステムとして、この脆弱性の再現性を検証した。検証は、ターゲットシステムに細工したWebコンテンツをロードさせることで任意のコードを実行させるというもので、今回の検証に用いたコードはターゲットシステム上で電卓(calc.exe)を起動させるものであった。この結果、細工されたWebコンテンツにアクセスした後、ターゲットシステム上で電卓が起動した。これにより、ターゲットシステム上で任意のコードが実行可能であることが検証された。