独立行政法人 情報処理推進機構 セキュリティセンター(IPA/ISEC)は2月16日、Webサイト運営者がWeb Application Firewall(WAF:Webアプリケーション・ファイアウォール)を導入する際の参考となる解説資料「Web Application Firewall 読本」を同日より公開したと発表した。本資料は、Webサイト運営者がWAFの導入を検討する際に、WAFの理解を手助けするためのもの。KISAやOWASP、WASCなどの機関におけるWAFに関する取り組み、WAFの概要、機能の詳細、導入におけるポイント等がまとめられている。本資料は4章で構成されており、第1章「WAFによるウェブアプリケーションの脆弱性対策」では、Webアプリケーションへの攻撃および脆弱性対策の実情、各機関におけるWAFに関する取り組みを紹介。第2章「WAFの概要」では、WAFに関する概要をまとめ、第3章「WAFの詳細」ではWAFの機能をまとめている。第4章「WAF導入におけるポイント」では、WAFを導入する際の「事前検討」「導入」「運用」の各フェーズにおける検討すべきポイントをまとめている。なお、付録としてオープンソースソフトウェアのWAFであるModSecurityとWebKnightの具体的な導入例、および商用製品のWAFを紹介している。http://www.ipa.go.jp/security/vuln/press/201002_waf.html