日本電気株式会社(NEC)は1月20日、米国国土安全省の委託を受けた国立標準技術研究所(NIST)が実施した「ベンダ評価プロジェクト・静止顔画像部門」において、世界第1位の認証技術を有するとの評価を獲得したと発表した。同社が参加した「静止顔画像部門」は、デジタルカメラで撮影した顔画像や、IC旅券などのサイズに縮小化・圧縮した顔画像などを対象としている。 今回の評価では、他人許容率が0.1%の時に本人拒否率が2〜4%と、参加ベンダのうちトップの認証精度を示し、2位以下を大きく引き離した。このアルゴリズムは、同社の顔検出/顔照合エンジン「NeoFace」が採用している多重照合顔検出法や摂動空間法に加え、さまざまに変化する条件下でも個人の特徴を抽出できる、NEC中央研究所が開発した新技術を用いて高い精度を達成した。 http://www.nec.co.jp/press/ja/1001/2001.html