株式会社セキュアブレインは、無料Webセキュリティサービス「gred でチェック」で収集した情報を基に分析したセキュリティレポートを発表した。「gred でチェック」は、同社独自解析エンジンにより、確認したいWebサイトの安全確認が簡単に判断できるもの。今回のレポートでは、「不正攻撃サイト」が増加したものの(56件:前月比127.3%)、「危険」と判断されたWebサイトの件数は3,322件と統計開始後、初めて減少(前月比91.7%)していることが分かった。 さらに悪質サイトの傾向を分析すると、2009年下半期は「Gumblarウイルス」が猛威をふるっており、「gredでチェック」で収集されたURLの中から、「Gumblar」ウイルスにより改ざん被害を受けたWebサイトは、個人サイト思われるものが全体の46.6%、企業のWebサイトと思われるものも41.7%確認された。被害を受けたサイトは、FTPサーバのID・パスワードを変更していないなど、適切な対処を行わなかった場合、再び攻撃に晒される可能性があるため、自社Webサイトの検査と継続的な監視等、速やかに対策を行う必要がある。 http://www.securebrain.co.jp/about/news/2009/12/gred-report5.html