マカフィー株式会社は12月8日、2009年11月のサイバー脅威の状況を発表した。11月のウイルスの状況では、先月と比較して大きな変化はなかった。「Exploit-ObscuredHtml」という検知名に代表される「Gumblar」と呼ばれる脅威は、Internet Explorer、Adobe Acrobat、Flash Playerなどの脆弱性を攻撃してマルウェアをインストールするもので、手口を変えながら依然として活発な活動が観測されている。同社により11月に検知されたウイルスは、会社数では1位が「Generic!atr」(1,168件)、2位が「Generic PWS.ak」(838件)、3位が「PWS-Gamania.gen.a」(234件)となっている。検知データ数では、1位が「W32/Conficker.worm.gen.a」(93,188件)、2位が「Generic PWS.ak」(77,039件)、3位が「W32/Conficker.worm!job」(43,740件)、検知マシン数では、1位が「Generic!atr」(3,827台)、2位が「W32/Conficker.worm!job」(3,386台)、3位が「W32/Conficker.worm.gen.a」(3,284台)であった。PUPでは、会社数では1位が「Generic PUP.x」(1,625件)、2位が「Adware-OptServe」(1,080件)、3位が「Generic PUP.d」(932件)となっている。検知データ数では、1位が「MWS」(36,702件)、2位が「Generic PUP.x」(36,137件)、3位が「Adware-OptServe」(30,382件)、検知マシン数では、1位が「Generic PUP.x」(3,567台)、2位が「Adware-OptServe」(1,917台)、3位が「MySearch」(1,639台)であった。http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_09b.asp?pr=09/12/08-1