マカフィー株式会社は11月17日、2009年10月のサイバー脅威の状況を発表した。10月のウイルスの状況では、先月と比較して「Conficker」が落ち着きを見せてきたが、代わって「FakeAlert」の報告が増加している。これはマイクロソフト社の脆弱性発表の影響によるものとも思われる。また、先月同様「GenericPWS」が上位を占めており、相変わらず情報を盗みとるための不正なコードが蔓延していることを表している。一方では、「Lando(Gumblar)」が活性化しているとの情報があり、Webアクセスには充分注意が必要としている。なお、PUP(不審なプログラム)については先月とほとんど変わらない状況だ。 同社により10月に検知されたウイルスは、会社数では1位が「Generic!atr」(1,384件)、2位が「Generic PWS.ak」(946件)、3位が「Generic FakeAlert!cm」(500件)となっている。検知データ数では、1位が「Generic PWS.ak」(84,577件)、2位が「W32/Conficker.worm.gen.a」(57,736件)、3位が「FakeAlert-XPSecCenter」(38,539件)、検知マシン数では、1位が「Generic!atr」(4,261台)、2位が「Generic PWS.ak」(3,664台)、3位が「W32/Conficker.worm.gen.a」(3,193台)であった。PUPでは、会社数では1位が「Generic PUP.x」(1,978件)、2位が「Adware-OptServe」(1,238件)、3位が「MWS」(1,065件)となっている。検知データ数では、1位が「MWS」(77,817件)、2位が「Generic PUP.x」(69,439件)、3位が「Adware-OptServe」(57,394件)、検知マシン数では、1位が「Generic PUP.x」(4,340台)、2位が「Adware-OptServe」(2,201台)、3位が「Generic PUP.d」(1,819台)であった。http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_09b.asp?pr=09/11/17-1