株式会社Kaspersky Labs Japanは11月5日、2009年10月のマルウェアマンスリーレポートを発表した。カスペルスキーセキュリティネットワークを採用するすべての製品(バージョン2009/バージョン2010)がインストールされたPC上の数字が集計されており、統計の対象にバージョン2010ユーザが加わった結果、今月の2つのランキングでは感染件数が目立って増加していた。 ひとつめのランキングでは、最初のアクセスで検知・駆除されたマルウェア、アドウェアおよび潜在的に危険なプログラムのTOP20をリストアップした。これにより、リムーバブルメディアを通じて拡散するマルウェアが依然として多い一方、オンラインゲームを狙ったトロイの木馬の活動が顕著になっていることが分かった。また2つめのランキングは、Webアンチウイルスコンポーネントの統計結果で、インターネットの状況を反映している。今月の状況としては、ダウンローダ型トロイの木馬 Gumblar の新しい亜種による正規Web サイトの大規模感染が特徴的としている。 http://www.kaspersky.co.jp/news?id=207581599