神奈川県は9月28日および10月6日、個人情報流出事故をそれぞれ発表した。ひとつは9月30日、中央児童相談所においてUSBメモリを紛失したというもの。9月24日に担当職員が事務の終了後、同USBメモリを保管キャビネットに保管したと記憶しているが定かではなく、9月27日に担当職員が事務処理のため当該USBメモリを使用しようとしたところ所在不明に気づき、同日から児童相談所事務所内および自宅等を捜索しているが、現時点において発見されていない。紛失したUSBメモリには、相談記録に関する事項(児童氏名、相談内容、家族の状況、本人(児童)の生育歴)、および施設利用負担額に関する事項(障害児施設利用者の氏名・生年月日・利用施設、課税状況、施設利用負担額等)に関する、合計約50名分の個人情報が記録されていた。 もうひとつは、県立循環器呼吸器病センターで9月24日に作成したCT報告書(42名分)のうち、記載に誤りのあったCT報告書についてシュレッダーで細断処理すべきものの一部が病院外に流出したというもの。9月26日に県民から県立循環器呼吸器病センターの名前が入ったCT報告書2名分、計5枚を拾得したとの電話連絡が同センターに入り、10月2日に拾得者から同報告書を回収した。この報告書には、患者のID番号、氏名、検査日、年齢、性別、病名、画像所見が記載されていた。http://www.pref.kanagawa.jp/press/0909/105/index.html http://www.pref.kanagawa.jp/press/0910/021/index.html