米RSAは9月22日、First Data社と提携関係を結び、新サービス「First Data Secure Transaction Management」を提供すると発表した。このサービスは、販売業者がペイメントカードデータを安全に保護できるように開発されたサービス。販売業者の業務環境からカードデータを除去し、必要なときにはデータにアクセスすることが可能で、PCI DSSに準拠する作業のコストと複雑さを劇的に低減するように設計されている。 本サービスでは、ペイメントカードデータは販売業者の既存POSアプリケーションにより記録された時点で暗号化され、その状態でFirst Dataの承認スイッチに安全に配信され、復号処理が行われる。販売業者は、必要に応じてFirst Dataが維持管理しているセキュア・ボールトを通じて元のカード番号にアクセスし、管理された環境で正式な許可を受けた検索を実行できる。これにより販売業者は、カード保有者データの逸失に起因するリスク低減、罰金の回避、ブランド・エクイティと信用の失墜を防止することが可能となる。 http://japan.rsa.com/press_release.aspx?id=10458