陸上自衛隊西部方面警務隊は8月31日、自衛隊鹿児島地方協力本部の1等陸尉である徳永安成容疑者(46歳)を、行政機関個人情報保護法違反容疑で逮捕した。同容疑者は、陸上自衛隊のほぼ全隊員数に相当する約14万名分の個人情報を不正に持ち出し、外部に提供していたとされる。これは7月13日に自衛隊に対し「情報が入ったCD-Rを拾った」という匿名での情報提供により捜査が開始され、隊員募集業務でデータベースにアクセスできる立場にあり、またアクセスログの検証から同容疑者の関与が浮上したという。流出した個人情報は、隊員の氏名、住所、年齢、家族名、現在の所属先などで、陸上自衛隊では機密性の高い情報ではないとしている。http://www.mod.go.jp/gsdf/