エヌ・アール・アイ・セキュアテクノロジーズ株式会社(NRIセキュア)は7月27日、「Webサイトのセキュリティ診断:傾向分析レポート2009」を公開した。本レポートは、同社が2008年4月1日〜2009年3月31日に実施した217のセキュリティ診断サービスの結果、および過去における同様の結果をもとに、Webサイトのセキュリティ対策の傾向を分析するとともに、Webサイトが抱えている問題と企業が取り組むべきセキュリティ対策について解説したもの。 2008年度に実施したセキュリティ診断の結果を集計すると、34%のWebサイトで、他の利用者の個人情報をはじめとする重要情報に不正にアクセスできることを確認した。また42%のWebサイトでは、重要情報に不正にアクセスできることは確認できなかったものの、情報漏えいに繋がる可能性がある問題を確認できた。重要情報に不正にアクセスできたケースでは、「関連チェック不足によるなりすまし」「権限昇格による管理者機能へのアクセス」「SQLインジェクションによるデータベースの不正操作」の3つの問題が比較的多く発見された。 http://www.nri-secure.co.jp/news/2009/0727_report.html