経済産業省は6月30日、産業構造審議会情報セキュリティ基本問題委員会にて、企業が情報セキュリティ対策の普及、促進を図ることを目的とした「情報セキュリティガバナンス導入ガイダンス」等を公表した。企業からの情報流出や漏えい事件が多い今日、企業の経営陣が自社保有の情報の価値を認識し、リスク管理の一環として情報セキュリティ対策をすることは、非常に重要な課題となってきている。 そのため同委員会では、企業の経営陣が情報セキュリティガバナンス確立に向けて取り組むべき行動の指針を示したガイダンスを発表することとなった。今回発表したものは、「情報セキュリティガバナンス導入ガイダンス」のほか、「情報セキュリティ関連法令の要求事項集」「アウトソーシングに関する情報セキュリティ対策ガイダンス」「情報セキュリティ格付を実施する各種機関の運営に関する一般要求事項」の4項目で、詳細はWebに公開されている。 http://www.meti.go.jp/press/20090630007/20090630007.html