米McAfee社は6月8日(米国時間)、物理及び仮想ネットワーク両方の環境でネットワークセキュリティを強化し、コンプライアンスと運用コストを削減可能な、次世代機能を搭載した最新版の企業向けファイアウォール製品「McAfee Firewall Enterprise」(旧称:Sidewinder)「同Control Center」「同Profiler」の3製品を発表した。各製品の国内販売時期、価格は未定。 アップグレードしたFirewall Enterpriseは、従来のアプライアンス型に加え、新たに仮想化技術を採用したハードウェア・アプライアンス、及びソフトウェア・ベースのファイアウォール仮想アプライアンスとしても利用可能。また、新機能のFirewall Profilerは、ファイアウォールのルールおよびルールの変更がアプリケーションの可用性、利用方法、セキュリティにどのように影響するかをリアルタイムで特定できる画期的な製品。これにより、管理者はルール変更による業務への影響を直接的に確認できるため、作業時間などを大幅に短縮することができる。 Control CenterとFirewall Reporter(ファイアウォール リポーター)の改訂版では、複数のファイアウォール管理が大幅に簡易化され、より正確な監査及びコンプライアンスレポートが可能となった。Profiler とControl Centerは、いずれも同社のセキュリティ集中管理ツール「ePolicy Orchestrator(ePO)」に統合されており、一元的な管理が実現可能。またControl Centerには、ファイアウォールごとのヘルス・データとレポートをePOに送るソフトウェアが搭載されている。 http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_09a.asp?pr=09/06/09-2