マカフィー株式会社は5月8日、2009年4月のネットワーク脅威の状況を発表した。4月のウイルスの状況では、ランキングは通常通りの顔ぶれとなった。オンラインゲームを対象としたパスワードスティーラやそれらを感染させるオートラン「Autorun worm」がランクのほとんどを占めている。また、今月初めてランクインした「Ramag」は、「PWS-OnlineGames」「PWS-Gamania」がダウンロードするRAR圧縮された実行ファイルを対象とした検知名。攻撃者によってさまざまな方法による秘匿が試みられているが、脅威の傾向は変わらないとしている。 同社により4月に検知されたウイルスは、企業数では1位が「Generic!atr」(1,535件)、2位が「Generic.dx」(988件)、3位が「Generic PWS.ak」(823件)となっている。マシン数では、1位が「Generic!atr」(5,662台)、2位が「Generic PWS.ak」(3,350台)、3位が「Generic.dx」(2,479台)、ファイル数では、1位が「W32/Almanahe.c」(130,419件)、2位が「Phish-FraudPay.eml」(54,509件)、3位が「Generic PWS.ak」(36,878件)であった。PUPでは、企業数では1位が「Generic PUP.x」(2,328件)、2位が「Adware-OptServe」(1,260件)、3位が「Generic PUP.z」(1,134件)となっている。マシン数では、1位が「Generic PUP.x」(5,339台)、2位が「Generic PUP.z」(2,606台)、3位が「RemAdm-VNCView」(2,388台)、ファイル数では、1位が「Generic PUP.x」(98,068件)、2位が「Adware-OptServe」(66,616件)、3位が「RemAdm-VNCView」(66,433件)であった。http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_09a.asp?pr=09/05/08-1