このような状況を受け、IPAでは制御システムの情報セキュリティに関する国内外の動向を調査し、サービス継続を重視した上での適切なセキュリティ対策について検討するため、重要インフラの制御システムに係わる有識者による検討会(ICS:Industrial Control Systems セキュリティ&サービス継続検討会)を設置し、制御システムセキュリティの調査を行った。報告書では、米国および日本の制御システムの現状について調査・ヒアリングを行い、制御システムセキュリティの3つの課題「オープン化に伴う脆弱性のリスクの混入」「製品の長期利用に伴うセキュリティ対策の陳腐化」「可用性重視に伴うセキュリティ機能の絞込み」を課題として示している。