マカフィー株式会社は3月6日、2009年2月のネットワーク脅威の状況を発表した。2月のウイルスの状況では、感染報告企業数と感染マシン数およびファイル数のランキングが異なっている。これは「W32/Conficker.worm」が感染した企業内でアウトブレークしていることを示す特徴的な状況といえる。「W32/Conficker.worm」の感染報告企業はランクインするほど多くはないが、一旦感染すると多くの他のPCを感染させるため、感染マシン数およびファイル数が非常に多くなる。新たな亜種も引き続き発生しており、MS08-067の脆弱点だけではなく、共有フォルダや外部メディアからの感染の危険があるので、パッチ修正後も警戒が必要としている。また、ポリモーフィック型ファイル感染ウイルスの感染報告が急増している。 同社により1月に検知されたウイルスは、企業数では1位が「Generic!atr」(1,550件)、2位が「Generic.dx」(1,062件)、3位が「Phish-FraudPay.eml」(783件)となっている。マシン数では、1位が「Generic!atr」(5,717台)、2位が「Generic.dx」(2,652台)、3位が「Phish-FraudPay.eml」(1,522台)、ファイル数では、1位が「W32/Conficker.worm.gen.a」(55,968件)、2位が「W32/Conficker.worm.gen.b」(23,584件)、3位が「Generic!atr」(20,497件)であった。PUPでは、企業数では1位が「Generic PUP.x」(2,499件)、2位が「Adware-OptServe」(1,263件)、3位が「Generic PUP.d」(1,077件)となっている。マシン数では、1位が「Generic PUP.x」(5,759台)、2位が「RemAdm-VNCView」(2,743台)、3位が「Adware-OptServe」(2,239台)、ファイル数では、1位が「Generic PUP.x」(98,757件)、2位が「RemAdm-VNCView」(66,994件)、3位が「Adware-OptServe」(56,287件)であった。http://www.mcafee.com/japan/about/prelease/pr_09a.asp?pr=09/03/04-1