USBメモリからの感染が突出(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2024.03.30(土)

USBメモリからの感染が突出(トレンドマイクロ)

 トレンドマイクロ株式会社は1月6日、「インターネット脅威年間レポート(最終版)」の発表に合わせて、報道関係者に向けた「リージョナルトレンドラボによる"Webからの脅威"セミナー」を都内で行った。

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 トレンドマイクロ株式会社は1月6日、「インターネット脅威年間レポート(最終版)」の発表に合わせて、報道関係者に向けた「リージョナルトレンドラボによる"Webからの脅威"セミナー」を都内で行った。

 同社によると、2008年の不正プログラム感染被害の総報告数は56,880件で、2007年の63,726件から減少した。しかし、2005年以来被害の分散化が進む中、USBメモリをはじめとするリムーバブルメディアの不正な設定ファイル「MAL_OTORUN(オートラン)」の被害が2,870件と際立ち、2位のBKDR_AGENTの818件に3倍以上の差をつけている。3位以下は、JS_IFRAMEが596件、MAL_HIFRMが456件、TROJ_GAMETHIEFが411件と続いている。

 またコンピュータに侵入した不正プログラムがWebサイトに接続し、別のプログラムをダウンロードする「Webからの脅威」が感染報告の殆どを占め、その攻撃の発端となる侵入経路は「Webから直接ダウンロード」が53%、「他の不正プログラムが作成」が43%、「電子メール経由」12%等多様化している。

 今後、懸念される脅威の傾向として、標的を絞ったターゲット型の攻撃も残る一方、無差別にWeb改ざんを行う不正プログラムなどの不特定多数への攻撃もリバイバルの傾向にあると言う。また、リムーバブルメディア全般の感染も警告している。

 更に同社の取り組みとして、クラウド型の「Smart Protection Network」を紹介した。従来型のソリューションでは、数時間でURLが変化する危険なWebサイトへの対処や、ウイルスへの即時対応は困難であったが、同アーキテクチャではクラウド技術を応用することで最新の脅威に迅速に対応することが可能になるという。

http://jp.trendmicro.com/jp/threat/security_news/monthlyreport/article/20090105060537.html
https://www.netsecurity.ne.jp/3_12567.html
《ScanNetSecurity》

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