株式会社Kaspersky Labs Japanは12月1日、2008年11月のウイルスTOP20を発表した。発表によると、11月のランキングで首位になったのはウイルス「Sality.aa」で、感染したPCの台数はここ2ヶ月で急速に増えている。先月のレポートで予測したとおりウイルス大発生の事実は疑いなく、1週間で何度も新しいバージョンが発生している。また、先月見られたトロイの木馬である「Wimad.n」に似た機能を持つ「GetCodec.c」は、ASF形式のあまり知られていない機能を利用しており、今後もこのようなプログラムが発生する可能性は非常に高いとしている。 ユーザのコンピュータ上で検知した悪意あるプログラムのランキングでは、1位が「Virus.Win32.Sality.aa」、2位が「Packed.Win32.Krap.b」、3位が「Trojan-Downloader.WMA.GetCodec.c」、4位が「Worm.Win32.AutoRun.dui」、5位が「Trojan-Downloader.Win32.VB.eql」となった。また、検知された感染オブジェクト内で多く見られる悪意あるプログラムのランキングでは、1位が「Worm.Win32.Mabezat.b」、2位が「Virus.Win32.Sality.aa」、3位が「Net-Worm.Win32.Nimda」、4位が「Virus.Win32.Xorer.du」、5位が「Virus.Win32.Parite.b」となった。http://www.kaspersky.co.jp/news?id=207578709