株式会社野村総合研究所(NRI)は11月5日、アイデンティティ情報を活用するID管理ソリューション「Uni-ID」を同日より発売したと発表した。同製品は、ID情報を扱う企業に対し、IDの認証および相互連携を安全かつスムーズに実現できるようサポートするもの。ID情報を扱う上で極めて重要となるセキュリティ機能を充実し、サービス提供企業間を横断する「ID情報の流通基盤」としての役割を果たす。事業者のニーズに合わせ、ASPサービスでの提供や、コンサルティングを含むプロフェッショナルサービスを提供することも可能だ。 共通のユーザIDを複数のWebサービスで使えるようにする「OpenID」やインターネット上でIDやパスワードなどを交換するためのXML仕様「SAML」のほか、LDAPやActive Directoryといった既存認証システムを採用し、企業内、企業間の連携にも活用できる。同サービスによりユーザは、サービス利用の際に手間が省けるなど、快適にネットサービスが利用できるほか、企業は、ID情報の維持管理の負担が軽減され、サービスの拡充や事業拡大に専念できる。 http://www.nri.co.jp/news/2008/081105.html