この脆弱性は、Linux Kernelの2.6.22未満のバージョンが影響を受けるとされており、同社では「Red Hat Enterprise Linux Server release 5」および「Linux Kernel 2.6.18-8.e15」をターゲットシステムとして検証を行った。検証は、ターゲットシステムに一般ユーザでログインし、ftruncate関数の脆弱性を利用した攻撃コードを実行し、その結果、管理者権限グループで操作することが可能となった。なお、この脆弱性には「CVE-2008-4210」が割り振られており、Linux Kernelを2.6.22以上にアップデートすることで対策できる。