IPA/ISEC(独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター)は8月4日、2008年6月の「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況」を発表した。発表によると、7月のウイルス検出数は約19.1万個と、6月の約23.6万個から19.1%の減少となった。また、7月の届出件数は1,448件となり、6月の2,002件から27.7%の減少となっている。 不正アクセス届出状況では、7月の届出件数は19件であり、そのうち18件が被害に遭っている。不正アクセスに関連した相談件数は49件であり、そのうち26件が何らかの被害に遭っている。7月の相談総件数は1,387件で、統計開始以来最多件数を更新した。このうち「ワンクリック不正請求」に関する相談が457件(6月は372件)と大幅に増加し過去最悪となった。このほか、「セキュリティ対策ソフトの押し売り」行為に関する相談が14件(6月は14件)、Winnyに関連する相談が4件(6月は4件)などとなっている。 http://www.ipa.go.jp/security/txt/2008/08outline.html