フィッシング対策協議会は5月30日、「2008/1 APWG レポート日本語版」および「2008/3 国内フィッシング情報届出状況」を掲載したと発表した。「2008/3 国内フィッシング情報届出状況」によると、2008年3月度におけるフィッシング情報の届出件数は前月度より8件増加して19件となり、また報告されたフィッシングメールの件数は、前月度より11件増加して20件となった。ともに過去1年の平均を上回っている。フィッシングサイトの件数は、前月度より7件増加して15件になり、過去2番目に多い件数となった。 2008年3月度にブランド名を悪用された企業の件数は、前月度より1件多い8件となり、過去最も多い件数を記録している。業種別の状況では、同時期に標的となった業種は、金融が5件、ISPが1件、オークションが2件であった。また、フィッシングサイトは、日本で6件、アメリカで4件、ロシア、台湾でそれぞれ1件ホスティングされていた。おもなフィッシングメールでは、「ゆうちょ銀行」「イーバンク銀行」「Yahoo! JAPAN」を騙るメールが確認され、ともに個人情報を盗み出そうとするものであった。http://www.antiphishing.jp/news/000066.html