IDC Japan株式会社は4月21日、2007年第4四半期の実績調査をもとに、シンクライアント専用端末出荷台数および市場規模の動向について分析を行い、その結果を発表した。シンクライアントは、セキュリティ対策、TCO削減、情報システムの管理効率化、事業継続性および災害復旧対策といった経営課題だけでなく、仮想化、グリーンITとも密接な関係があり、注目されている。IDCではシンクライアント専用端末と既存PCのシンクライアント化端末の市場があるとみている。 発表によると、シンクライアント専用端末の出荷台数は2007年の実績値で111,000台、2012年には67万台超となり、2007年から2012年の出荷台数における年間平均成長率(CAGR)は43.4%と高い成長率を維持し、関連サービスを含めたシンクライアントソリューション市場規模は、2012年には1,770億円に達するとIDCでは予測している。さらにシンクライアント化端末を含めると、出荷台数は2007年の実績値で191,000台、2012年には110万台に達するとみている。 http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20080421Apr.html