日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(日立ソフト)は、情報家電のセキュリティ問題に対処する「情報家電向けSELinux」を開発したと発表した。現在セキュアOS、「SELinux」がPC向けに普及しているが、CPUやメモリ・ストレージ容量を消費するため、ハードウェアリソースが少ない情報家電などの組込み機器では適用が困難であった。そこで同社はSELinuxのハードウェアリソース消費量を削減させ、情報家電はもちろんカーナビ・携帯電話・ホームゲートウェイ等で適用可能とさせた。また同社は同OSの開発に併せ、SELinuxの設定支援ツール「SELinux Policy Editor」も組み込みソフト開発用に強化した。なお今回の開発成果の一部は、オープンソースコミュニティに提案し、採用されている。http://hitachisoft.jp/News/News481.html