マイクロソフト株式会社は10月23日、同社セキュリティ インテリジェンス レポートを公開した。同レポートは、2007年上半期に焦点をあて、過去に調査してきたソフトウェアの脆弱性、ソフトウェアの悪用、迷惑ソフトウェアである可能性のあるものの情報などを提供するもの。レポートによると、業界で新たに開示されたソフトウェアの脆弱性数は引き続き千単位で、2007年上半期に新たに開示された脆弱性は3400以上。また2006年は、マイクロソフト製品の公開された既知の脆弱性の29.3%に一般で利用可能な実証コードがあった一方、2007年8月1日付では20.9%であった。脆弱性件数が増加している一方で、実証コードの割合は変わらない、あるいは微妙に減少していることが分かった。マルウェアの動向としては、トロイの木馬は2007年上半期に収集された亜種で最大数であった。http://www.microsoft.com/japan/security/sir.mspx