NTTアドバンステクノロジ株式会社は10月10日、米TippingPoint社の新商品である「TippingPoint 210E」を11月15日より発売すると発表した。本製品は、不正侵入を検知し自動的に防御するIPS(Intrusion Prevention System)。省スペース型にもかかわらず5つのセグメントの検査ができ、無電源時に通信を確保する機能を備えている。また、あらかじめ1,000を越えるフィルタが推奨設定として定義されているため導入が非常に容易となっている。本製品が利用するフィルタは、TippingPoint社の研究機関である「DVLabs」が開発するデジタルワクチンとしてIPSに配布される。デジタルワクチンは、潜在的な脆弱性に対する防御能力といった観点においても開発されているため、誤検知が少なく亜種による被害の拡大もあらかじめ防ぐことが可能。このようなフィルタによる防御はIPSにおいて多大なシステムリソースが必要となるが、本製品では独自の階層アーキテクチャにより、正確な検出と高スループット・低遅延を両立させることに成功しているという。http://www.ntt-at.co.jp/news/2007/release29.html